送陽邸 再生プロジェクトには以下の3つの課題があります。
① 建物の老朽化への対策(建物の修繕の実施)
② 修繕費用のための資金調達
③ 運営体制の再構築
これらの課題に対して、以下の方策により対応する計画です。
① ファンドを活用した資金調達
② 柔軟な再生プランに基づく修繕工事の実施
③ 旅館運営体制の刷新と新たな取り組み
① ファンドを活用した資金調達
送陽邸は、有限会社送陽邸及び創業家で運営してきました。営業を再開するにあたり、台風による被害や経年劣化等で傷んだ建物を改修する必要がありますが、長らく営業を停止していた有限会社送陽邸には、修繕工事を実施するために必要な十分な資金がないことから、どのようにその資金を準備するかが課題となっておりました。
そこで、不動産クラウドファンディング「TAMBO」を運営する「ルーフトップリアルティー株式会社」が当プロジェクトに参画し、不動産ファンドを組成して、修繕工事費用を含む不動産取得資金を投資家から調達し、不動産としての送陽邸の所有権を有限会社送陽邸から取得したうえで工事を実施することで、有限会社送陽邸は自ら資金を調達することなく、送陽邸の修繕を実現することができるようになります。


② 柔軟な再生プランに基づく修繕工事の実施
建物の修繕工事は、京都に本店があり、屋久島にも支店がある「有限会社KEIJI」が担当します。
KEIJIは屋久島でも住宅の設計・施工の実績があり、屋久島の住環境や離島という場所柄の建築資材の安定供給が難しい事情に精通しています。
当プロジェクトにおける古民家を活かす方針を尊重しながら、旅館として必要な安全性・快適性を備えた工事を実施します。

有限会社KEIJI 屋久島支店(Yakushima BASE)
③ 旅館運営体制の刷新と新たな取り組み
送陽邸はこれまで家族経営で運営されてきましたが、今回の再生では専門的なホテル運営ノウハウを持つホルス・アドヴァイザーズ株式会社と連携し、体制を一新します。同社代表は屋久島出身で地域を熟知しており、安心感と地域密着の両立を可能とします。
まず、お客様対応の質を高めるため現地支配人を新設し、責任の所在を明確にすることでサービスの向上を図ります。
加えて、近年移住者が増加している背景を活かし、若年層を中心にスタッフを確保・育成することで持続可能な運営を実現します。
さらに、永田地区に不足していた飲食施設として、海側テラスに「カフェ送陽亭」を開設し、夕方までの時間帯を宿泊者以外にも開放することで新たな収益源を確保するとともに、地域観光の利便性向上にも寄与します。
また、多様化する旅行者ニーズに応えるため、素泊まりや体験型の宿泊プランを導入し、屋久島ならではの自然体験やリトリート需要を取り込みます。
さらに、希望する宿泊者とともに「いなか浜」のビーチ清掃を実施し、環境保全と体験価値を同時に提供します。
これらの取り組みにより、送陽邸は地域に根差した持続可能な宿泊施設として新たな成長を目指します。


